【書評】私の命はあなたの命より軽い【女だけが怖いわけじゃないけど、やっぱり女が怖い】の巻
みなさん、こんにちは!うさめろ🐰です。
今日はむきめろが夕食を作ってくれました(⌒∇⌒)
※むきめろとは筋トレが好きなうさめろの旦那です。※
こちら↓↓↓
・鶏肉と根菜のデリ風あげ
・エノキの味噌汁
すごくおいしかった~~😋
量が多かったので、明日も食べます(`・ω・´)ゞ
さて、今日は書評blogになります。今日の1冊はこちら。
◆基本情報◆
私の命はあなたの命より軽い/近藤史恵・著
発売日/2017.6.15
出版社/講談社
◆ストーリー◆
出産を控えた遼子だが、夫の克哉は会社からドバイへの単身赴任を言い渡された。
遼子は一人で出産に臨むことに不安がるが克哉は、大阪の実家で里帰り出産をしたらどうかと提案する。
遼子もそれにしぶしぶ乗ったものの、いざ大阪に帰ると家の中がおかしい。
父母と妹の美和が遼子と視線を合わそうとせず、話していても冷たい感じが常にするのだ。
平和な家族を襲った悲劇とは。
家族の抱える秘密、女の敵は女であることの恐怖を描いた1冊。
※※以下ネタバレ含みます。※※
※※知りたくない方はUターンしてくださいませませ※※
◆感想◆
とても怖かったです。
「女は怖い」と言われる時は、女vs男ではなく必ず、女vs女であるときだけなんだな――。
物語の終盤にかけて、遼子の子どもと美和の子どもの違いは何だろうと私も深く考えました。
お付き合いして結婚して子どもを授かるのと、若くして子どもを授かりそのあとで結婚するのと、何が違うのだろう――と。
確かにできちゃった婚は昔は冷たい目で見られていたが、昨今ではよくあることですよね。
美和は中学生であったことを考えても、あと1年経てば結婚できた年齢。
それなのに父に恋人であり子どもの父親である宏大と別れさせて、宏大は美和の家で首を吊ってしまって……。
美和にとって遼子の妊娠・出産は自分にとって経験できなかった幸せの象徴だと思います。
だから恨んだり憎んで当然なのに、遼子の娘の泉の世話をしたり、遼子と克哉に協力的。
だが、最後のページは恐ろしい未来へのカウントダウンなのではないでしょうか。
美和は克哉を誘惑しているのではないか。
美和は克哉との子どもを授かろうと考えているのでは?
もしかしたら自殺したみのりの彼氏が実は宏大で、美和はみのりから宏大を奪ったのでは……とすら考えてしまう「女の恐ろしさ」。
これはぞわぞわくる恐ろしいイヤミス小説でした。
* * *
さてさて。
最近ミステリーから遠ざかっていただけに、これは結構グサッときたイヤミスでした。
サクッと読めるので、1日で読み終えてしまいました。
GWは自粛しなければいけないから暇だから、軽い小説が読みたい!と思った方におすすめです。
内容は重い…けど、文章はとても読みやすくて良きですよ◎!
今日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _"m)
よければぽちっとよろしくお願いします❤
うさめろ🐰